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リスナーの「10連続視聴です!」は「応援」か、「自己アピール」か【連続視聴シェア問題】

この記事の流れ12項目

届いたマシュマロ

連続視聴は「おすすめボタン」ではない

TwitchはWatch Streaksを、何枠続けて見たかを示し、継続して来る人を認める機能と説明している。少し誇れる記録、という意味も含む(Twitch Blog)。

共有時のチャット通知には、連続視聴数と付与されたチャンネルポイントが含まれる(Twitch Developers)。記録を見せること自体は、機能の想定内だ。

この2つの公式資料には、シェアした行為がおすすめ表示へ直接加点されるという説明はない。

記事の要点

シェアボタンは、「おすすめボタン」ではない。

公式ブログでは、見逃した配信の終了後24時間以内に、そのクリップ、ストーリー、VODを見ると記録を維持できるとも説明している。記録が増えるわけではなく、途切れるのを防ぐ仕組みだ(Twitch Blog)。

戻るきっかけが増えれば、視聴時間などへ間接的に影響する可能性はある。ただし、ここからシェアとおすすめ表示の因果関係までは言えない。

応援と、見てほしい気持ち

喜んでほしい。記録を祝ってほしい。常連として覚えてほしい。いくつかの気持ちが重なっていても、おかしくはない。

他者からよく見られたい気持ちを実験で扱ったAmerican Economic Reviewの研究でも、その気持ちが向社会的な行動の動機になることが示されている。連続視聴を調べた研究ではないが、応援と自己アピールを二択にしないための参考にはなる。

リスナーの意見

シェアは配信者にとってうれしい

配信者側からすれば、連続して見てもらえている事実は素直にうれしく、シェアしてほしいという意見が多く出た。

特に、普段あまりコメントしないROMリスナーから大きな連続記録が表示されると、「見えないところでこれだけ見てくれていたのか」と実感でき、配信者の励みになるという声があった。

ボタンが出たら毎回押す。10回ごとの節目だけ押す。配信者がXで喜んでくれるから押す。同じシェアでも、押す理由は揃っていなかった。

自己アピールに見える場合もある

一方で、チャンネルポイントなどの目的がなければ自己アピールに見える、常連同士で数字を競ったり、最上位のリスナーへ嫉妬が生まれたりする可能性がある、という意見も出た。

ただし、

リスナー

自分より目立つ視聴者が気に入らない人は、連続視聴以外の通知でも同じように不快になる。

という指摘もあった。

全員の脳内を先回りしてシェアを控えていると、最後にはコメント欄より先に自分をBANすることになる。

「連続」である必要があるのか

「5回中5回見た人はもちろんうれしいが、5回中4回見た人も十分うれしい」「総視聴回数の方が公平ではないか」という意見もあった。

連続記録は習慣化に強い一方、一度途切れただけで積み重ねがゼロに見えてしまう。

そのため、

リスナー

連続視聴は結果であって、目的になってほしくない。

という意見が出る一方、

リスナー

記録を守ることを目的に見始めた人が、最終的に配信そのものを好きになるなら、それも悪くない。

という見方もあった。

継続を促す機能が、離脱の原因にもなる

配信者が普段と違う時間に短時間配信を行ったことで、熱心なリスナーの記録が途切れ、その後以前ほど来なくなったという実例も共有された。

また、100回連続視聴をシェアしたリスナーへ配信者が「暇人なんだね」と返し、そのリスナーが配信へ行かなくなったという話も出た。

一方で、シェアされた連続視聴数を控え、あとからリスナーへ感謝を伝える配信者の例もあった。

つまり、同じ機能でも、

記事の要点

配信者の受け取り方ひとつで、忠誠心を強めることも、長年の視聴を一言で破壊することもある。

表彰状にはなっても、議決権にはならない

連続視聴のシェアは、して構わない。見に来た記録を祝うことと、その人を優先して扱うことは別にできる。

記事の要点

連続視聴は表彰状にはなっても、議決権付き株式にはならない。

チャット欄に株主総会を持ち込まない。長く見てきたからといって、コメントの優先や配信方針への強い発言権まで渡す必要はない。

見逃した人が、戻れるように

新規獲得への直接効果は確認できなくても、次の配信へ来てもらうきっかけには使える。配信予定を伝え、見逃した場面をクリップに残す。また見たい人が、いつ、どこで見られるのか分かるように案内する。

数字は祝う。序列は作らない

  • シェアは本人の自由。毎回でも節目だけでもよい。しない人へ理由は聞かない。

  • 感謝は短く。毎回を式典にして、数字の競争へ変えない。

  • 見えない応援も大切にする。ROM、非シェア、記録が途切れた人にも同じように接する。

記録は、ありがとうを返すきっかけにする。誰のコメントを優先するかを決める数字にはしない。

まとめ

シェアしたい人はシェアする。静かに見たい人は静かに見る。配信者は、どちらの見方も歓迎する。

連続記録を喜ぶために、記録が途切れた人を居づらくしなくていい。