知らない人に、自分を一から説明する
Twitchでは、配信を見た人がフォローしてくれる。今回は逆に、こちらから知らない人へ声をかけ、自分と配信のことを説明するところから始めた。
自分には「配信企画」という前提がある。でも相手から見れば、秋葉原で急に話しかけてきた知らない男だ。ナンパだと思われることも、警戒されることもあった。
プロフィールや配信タイトルが伝えてくれることを、その日は自分の口で説明しなければならなかった。
話を聞いてくれた人に、助けられた
突然声をかけたにもかかわらず、事情を聞き、企画に協力してくださる女性もいた。かなり助けられた。
結果だけなら、自分が「10人への声かけを達成した」企画になる。でも、声をかけられた側が付き合ってくれたから成立したことは、忘れたくない。
コメント欄から、声のかけ方の指導が始まった
苦戦していると、リスナーからも意見が飛んできた。
「横から話しかけた方がいい」
「後ろからの方がいい」
「前から行った方が自然」
成功してほしくて言ってくれていたのだと思う。ただ、こちらは断られたり警戒されたりしながら、次の相手を探している。余裕がなくなっていた。
そこへ次々に指示が入ると、恥ずかしながら少し苛立った。横、後ろ、前と出そろい、残る進入経路は上空くらいだった。
今なら笑える。その場では、それほど笑えていない。画面越しに指示するなら一言でも、現地では話しかけるたびに気力を使う。その差を実感した。
次に止まったのは、回線だった
ポケットWi-Fiの電波が安定せず、配信が何度も途切れた。せっかく声をかけても、その場面を十分に届けられない。
話しかけるだけで神経を使っていたので、通信トラブルまで重なると普通に萎えた。自宅と違い、外では場所や人通り、音、バッテリーも気になる。
外配信では、回線にも機嫌がある。 企画を続けられても、それが画面の向こうへ届くかは別の問題だった。
それでも、10人への声かけを達成した
警戒され、コメントの指示に苛立ち、通信も途切れる。何度も気持ちは萎えたが、最終的に女性10人への声かけを達成した。
最初の一人へ話しかける抵抗は、回数を重ねるうちに少しずつ薄くなった。最後まで簡単にはならなかったが、その壁を何度も越えた。
トラブル込みで、決めた目標までやり切れた。そこは素直に成功だったと思う。
「面白い」「すごい」と言ってもらえた
企画のあと、「面白い」「すごい」と言ってくれる人が以前より増えた。自分としては、実際に街へ出て何かをやる一面も、見てもらえたのが大きかった。
普段は雑談が中心だ。そこから外へ出て、知らない人に声をかけ、トラブルがあっても続ける。喋っているだけでは伝わらなかった姿が、一つ増えた。
苦労したところまで、よく覚えている
その場では、最初から最後まで楽しかったわけではない。警戒されれば気力を削られるし、回線が切れれば萎える。
それでも今振り返ると、楽しかったと思う。うまくいかなかったところほど、あとから話せる。苦労したところまで含めて、一つの企画として記憶に残った。
10人という数字のほかに、残ったもの
目標は達成した。話を聞いて協力してくださった人にも助けられ、トラブル込みで最後まで続けた。
その姿を見て「面白い」「すごい」と言ってもらえた。自分には、それが数字以上に残っている。
当日はかなり大変だった。でも、今なら普通に言える。楽しかった。