タガメ、蚕、コオロギを食べに行った
2025年9月19日、配信ができる昆虫食店へ行った。タガメ、蚕、コオロギ。普段の食卓には、まず並ばないものばかりだ。
食べて、リアクションをする。企画としては、それで成立すると思っていた。実際には、皿の上だけでは終わらなかった。
食べ物を「罰ゲーム」にしない
驚くし、戸惑う。でも、店にとっては料理であり、好んで食べに来る客もいる。嫌悪だけを配信の見せ場にしたくはなかった。
出されたものには敬意を持って向き合い、食べる。リアクションをしても、そこは崩したくなかった。
客との会話で、結婚の予定を聞いた
店にいた女性客に話しかけると、長年店へ通っている常連だと分かった。彼氏も店の常連で、その日は先に店へ来ていたという。
さらに、結婚を予定しているという話になった。昆虫を食べに来たはずの配信へ、突然、他人の人生の一場面が入ってきた。
店全体もその話で盛り上がった。こちらが用意した展開では、もちろんない。
料理から、店全体の会話へ
自宅では、自分と画面の中のコメントで配信を作ることが多い。外へ出ると、店や料理、客や店員との会話も入ってくる。
この日は昆虫食がきっかけだった。知らない人と話したところから、その場全体が配信になっていった。
企画の先で起きたことを拾う
何をするかは決めて出かけられる。そこで誰と会い、何の話になるかまでは決められない。
食べる予定だけを進めていたら、店で聞いた話は配信に入らなかった。その場で起きたことへ話を広げられるのは、外配信の面白さだと思う。
皿の上も、店で聞いた話も残った
タガメも、蚕も、コオロギも強い題材だった。けれど、あとから思い出すのは、その店で人と話し、店全体が盛り上がったことでもある。
昆虫を食べる企画に、店で出会った人との会話が加わった。 この日の配信は、予定していた実食だけでは終わらなかった。