届いたマシュマロ
特典を作る前に、何を続けたいか
相談者は、アフィリエイトになってまだ一年未満の女性配信者。最近、ティア1から3までサブスクしてくれる人が増えた。参加型やDiscordでサブスク限定の企画はしているが、ティアごとに通話やボイスまで分けるべきか悩んでいた。
高いティアを優遇すれば、新しく来た人が身内ノリの外に置かれるかもしれない。一方、何も返さないのも気になる。相談はその両方を抱えていた。
配信で最初に確認したのは、何のための特典か。収入を増やしたいのか、感謝を形にしたいのか、皆で楽しく続けたいのか。目的が違えば、同じ通話特典でも意味が変わる。
「特典をつけなきゃいけない」って言ってる時点でつけなくて良いと思います。私は、ティア2も3も高いから多少分けてます。申し訳なさもあるし還元したい。
「返したい」と「返さなければ」は似ていて、後者から始めた約束ほど毎月の負担になりやすい。今の段階で全部そろえる必要はない。配信を続け、リスナーが何を楽しみに来ているかを見てから選んでもいい。
見返りはいらない人、返したい人
でも、実際はティア2.3に入ってくれてる方に声かけても還元を求めてる人は少ないんですよね。
わたしはしたくてするからプラスアルファいらない派
応援する側には、いまの配信が好きだから多く払う、という人もいる。それを一律に「特典を買っている」と扱うと、気持ちの置き場がなくなる。
一方、受け取る側が差額に何かを返したいと思うのも自然だ。限定スタンプ、バッジの装飾、参加型の優先。候補は出たが、コメント欄はデザイン案まで走った。
ティア高いとバッヂにパクチー付与されるのイイね
高いティアほど苦手なパクチーを付ける。感謝の表し方として、方向が合っているのかは一度確認したい。
特典は豪華さより、受け取る人が嬉しいか、配信者が続けられるか。通話がつらいのに、他所で人気だからと約束する必要はない。
700円と3,500円に置き換えてみる
途中で、ティアの番号を当日の金額に置き換えた。配信で見ていたのは、ティア1が700円、ティア3が3,500円。差は五倍だ。
ここで、無理に特典を増やさなくていい、という最初の答えが少し動いた。毎月これだけ払ってもらうなら、何も違いがなくていいのか。金額に直すと、抽象的な「応援」が実際の支出として見えてくる。
逆に自分が差別化されてないものにわざわざ高いお金を払うかどうか考えてみたらいいんじゃないかな、私は払わないww
見返りを求めない人もいる。ただ、それを受け取る側が当然と決めるのは違う。差を作るなら内容を示す。差を作らないなら、それも含めて分かるようにする。お金の話を避けることだけが、誠実さではない。
急いで通話やボイスを増やす必要はない。それでも、今後どんな選択肢なら無理なく返せるかは考えていい、という答えになった。
優先枠で、初参加者が入れなくなった
参加型ゲームで、より多く支えてくれる人を優先する案も出た。ルールとして事前に示せば、納得しやすい特典にはなりうる。ただ、実際にやってみた人から別の結果が届いた。
参加の優先順位変えたことあるんだけど、1回目の人がぜんぜん参加できなくてやめた…
優先される人が増えれば、後ろの列は進まない。特に初めて参加したい人が毎回入れないなら、新規を迎える場としては苦しい。
相談者はまだ参加者の整理に困っている段階ではない。今すぐ優先枠を置くより、必要になったときに人数と待ち時間を見て決めればいい。導入後も、入れなくなった人がいないか確かめる。
なお、特典としての参加優先と、コメント欄で高いティアの人が偉くなることは別だ。料金表に発言の正しさまでは付いていない。
相談しているうちに、自分の特典も考えた
配信外で一緒に遊ぶのが楽しいなら、それを特典にしてもいい。無理して遊ぶなら、相手も喜びにくい。似た規模や配信スタイルの人を参考にしつつ、自分の枠に合うものを探す話になった。
すると、特典を用意していない自分の配信にも話が戻る。新しい配信の仕組みをDiscordで試す場はどうか、サブスク限定配信はどうか。相談への返答が、いつの間にか企画会議になった。
心痛くなってるコヨくん
そこを実況されると、たしかに少し痛い。さらに、具体的な料金案まで届いた。
1000円 コヨーテさんとの通話 2千円 ネコとの通話(一匹) 一万円 ネコ二匹との通話 これでいきましょう!
本人より猫との通話が高い。猫二匹は一万円。特典表としては斬新だが、まず猫の同意を取ってほしい。
まとめ
高いティアほど必ず特典を増やす、という決まりはない。ただ、金額が大きくなるほど、何を受け取れるのか、あるいは純粋な支援なのかを分かる形にした方が選びやすい。相談者が「得だと思えない」通話やボイスを、焦って作る必要はない。
まずは自分の配信で何を楽しんでもらっているかを知り、続けられる特典があれば選択肢にする。参加優先を付けるなら、初参加者が実際に入れるかまで見る。配信で出た答えは、豪華な特典表より、無理のない説明と運用だった。